gOSで使われているEnlightenmentは、コンパイルされたThemeファイルによって、その見た目が決定される。つまり、Themeを日本語化しようと思ったら、デコンパイルして設定したのち、またコンパイルすればいいのだ。
1.Themeファイルをコピーしてデコンパイルする
デフォルトのThemeファイルは、/usr/share/enlightenment/data/themes/に入っている、default.edj。まずこれをホームにコピーする。
cp /usr/share/enlightenment/data/themes/default.edj ~
default.edjをデコンパイルする。
edje_decc default.edj
大量の画像ファイル(.png)、設定ファイル(.edc)、フォント(.ttf)とコンパイル用シェルスクリプト(build.sh)が展開される。
2.フォントをコピーし、設定ファイルを編集する
Themeで使われるフォントは、他のファイルと一緒にThemeファイル内に入れる必要がある。今回はIPAモナーUIゴシックを使うことにする。本来はボールド体のある書体の方が見栄えがいいのだが・・・
cp /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipagui-mona.ttf ~/default/fonts
設定ファイルmain.edcを編集し、フォントを認識させる。
cd ~/default
gedit main.edc
13行目、fonts{}の中にフォント名を追加する。
fonts {
font: "fonts/arial.ttf" "Edje-Arial";
font: "fonts/arialbd.ttf" "Edje-Arial-Bold";
font: "fonts/ariali.ttf" "Edje-Arial-Italic";
font: "fonts/ipagui-mona.ttf" "IPA-Mona-UI-Gothic";
}
次にテキストスタイルを定義するため、bitsディレクトリにあるtextblock_styles.edcを編集する。
gedit ~/default/bits/textblock_styles.edc
Edje-Arial-Bold、Edje-Arial-Mono、Edje-Arialのフォント名を全てIPA-Mona-UI-Gothicに置き換える。置換を使えばすぐできる。
style {
name: "about_this_theme";
base: "font=IPA-Mona-UI-Gothic font_size=11 color=#000000 wrap=word";
tag: "br" "\n";
tag: "bold" "+ font=IPA-Mona-UI-Gothic";
tag: "mono" "+ font=IPA-Mona-UI-Gothic";
tag: "center" "+ align=middle";
tag: "square" "+ font=IPA-Mona-UI-Gothic backing=on";
tag: "subliminal" "+ color=#f0f0f0";
tag: "red" "+ color=#cc0000";
tag: "underline" "+ underline=on underline_color=#000000";
}
上記以外の箇所も全てだ。
3.コンパイルし、Themeを適応させる。
シェルスクリプトを実行すればコンパイルできる、はずなのだが、なぜかエラーが出るので設定ファイルをbitsディレクトリにコピーする。
cd ~/default
sh build.sh
edje_cc: Warning. Cannot open file 'bits/border_default.edc'
↑ここでエラー
cp *.edc bits
sh build.sh
defaultディレクトリ内にコンパイルされたThemeファイル(default.edj)ができているので、ユーザーテーマのディレクトリにコピーする。
cp default.edj ~/.e/e/themes/default-ja.edj
デスクトップを左クリック→設定→テーマで、テーマの選択画面を出す。ユーザーのチェックボックスを選択すると、先ほどのThemeが表示されるので選択、適用を押す。
これでウインドーの枠やポップアップダイアログも日本語化される。
なんか久しぶりにハックっぽいことをした気がする。やっぱパソコンは楽しいね。
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2007年11月30日金曜日
gOS完全日本語化への道〜Themeの日本語化
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5 コメント:
すばらしい。これで完全日本語化で使えますね。
Edge-Arial-Bold、Edge-Arial-Mono、Edge-ArialはEdge→Edjeですね。
あ、ほんとですね。エッジじゃなかったようです。修正しておきました。
ボールドのある日本語書体があればもっと見た目がよくなるんですけど、フリーではないですね。
こだわりだすと1から全部作っちゃいそうなのでほどほどにしています(笑)。
jisyouさん、こんばんわ。
凄いですね!おかげさまで完全に日本語化が可能になります。感謝です!!
u-bonさんのHPでよく落書きしている、
kyoと申します。
私もM+フォントを使って、
完全日本語化やってみました。
じすゆうさんのおかげで、
スムーズに日本語表示ができました。
本当にありがとうございます。
同じEnlightenment環境を使っている、
OpenGEUの日本語化も、
この方法でできるのではないかと、
ひそかに画策中です。
>u-bonさん
お役に立ててうれしいです。
2.0からはファイル名が変わっちゃったんですけどね。
>kyoさん
基本的にttfであればどんなフォントでも使えます。
ただすべての文字が揃っている日本語フォントとなると少ないんですけどね。
同じEnlightenmentのEliveはこの方法で日本語化できましたので、他のディストリビューションでもいけると思います。
がんばってみてください。
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